みくまり 日々のできごとと好きなうたへの思いをつづることにしましょう。

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極上の時間
[No.117] 2006-11-14 Tue 23:18
先日触れた音楽のことについて書いておきたいとずっと思っていたのだけど、
そもそも音楽によって喚起された感情を言葉になんか直せなくてさ。

*****

FMノースウェーブで毎週土曜日夜9時からやっている
ASAHI KURONAMA OZ MEETS JAZZ
という番組があります。

あたし、車のなかでは常にノースを聞いてるんだけど、この番組は昔から
何度か聞いたことがあって、なんとなーく好きだったの。
何が好きって、この番組のCMがとても巧みなのね。
CMはアサヒビールの「黒生」という商品のみ。
ドラマ仕立てになっていて、大抵男女の会話で話がすすむ。
そのやり取りが嫌味なく上手ですっと耳を奪うのです。
で、最後に「プシッ トクトクトクトク・・・」ってお決まりの音なんだけど、
これがもう、ほんっとに飲みたくなるのね。ビール。
なかなか上等な脚本じゃなきゃこうは気分持ってかれないと思うよ。

話がそれたな・・
そんなわけでこの番組は内容もさることながら(内容に一切触れてないけど)
一貫してジョウトウでラフな雰囲気を漂わせるラジオ番組として気に入ってた。

「この番組の公開録音がアサヒビール工場で行われます。100組様ご招待」
なんつーCMを聞いたものだから、応募してみたの。
ビール工場見学してタダで小曽根さんのピアノを聴けるなんて、面白い週末じゃん。
と思ってね。

数日後、招待状がさっくりと届きました。

日曜日。
当日は、まぁ、軽い脱水症状でございました。(二日酔いとまではいかない程度ね)
前日、スポーツバーで外国のビールをがぶがぶ飲み、盟友ギタリストとさらに語り、飲み・・。

正直ビールは今日はちょっと、見たくないな・・ってな気分でした。
いや、おもしろかったよ。工場って、非日常ですもの。
それがね、ぼくらの大好きなビール作ってるトコなんつったらそりゃ興味深々ですよ。
・・元気ならね。
アサヒビール北海道工場

工場見学を終えて、ステージのあるホールで招待客達はしばし休憩。
そこには!できたてのビール試飲コ~ナ~がぁぁあ

やっぱりだ。のめるんだ。

うすうす期待してたがやっぱ「できたて」を飲ませてくれるんですねぇ。
まあね、その頃には見学で歩いて水も飲んで大分体が戻りつつあったのでね、素直に
1杯いただきました。やっぱね、「出来立て」を謳われると試したくなるもの。
でね驚いたのが試飲と言っても、1杯が300mlくらいはあるのですよ。
しかも周りをみてみりゃ何度も注ぎに行ってる人がいる。
試飲 飲み放題というべきですね。
スバラシイ。
アサヒビールの高感度が一気にアップしました。

肝心の味は。。
あの、あたしね、今までアサヒのビールってイマイチすきじゃなかったんだけど・・
お~いし~! 飲めちゃうの。びっくりしたわ。
デキタテってこうもまろやかでスッキリしててするすると飲めるものなのか!


来場の皆さんがイイ感じに酔っ払った夕暮れ時。
とうとう小曽根さんのライブが始まりました。

ほろ酔い。夕暮れ。極上のピアノ。
こんな贅沢な気分を味わったのはいつぶりかしら。

正直、ピアノひとつだけのライブでそこまで感動するとは思ってなかった。

ほろ酔い気分も拍車をかけたんだろうけど、あたしは2曲目に演奏した
「My Favorite Things」で涙がこぼれちゃった。
この曲の音の連なりが、ダイレクトに切なさに変換されて、すーっと入ってきたのね。
薄紫色っぽい不安げなメロディー。次々と変化しながら重なっていろんな表情をみせる。
あたし、昔これ歌ったことがあるんだけど、そのときは「お気に入りのもの」を
次々と並べ立てるのに必死で、曲がもつ色に気づいてなかったのだなぁと思った。

小曽根さんのピアノは、あたしに、
ただただ音の連なりに感じ入る時間 を与えてくれたのでした。

力強いリズムの曲ではピアノの弦をおさえて打音を響かせたり、ショパンの楽譜を
「緊張するなぁ」と言いながら開いて演奏をはじめ、だんだんとジャズへ変化していったり、
たった一つのフレーズがあたしのあるひとつの体験をフラッシュバックさせてくれたり。
本当に、極上の時間だった。

小曽根さんのおしゃべりは、ラジオのとおり軽快でセンスよく、お客さんがほっとする
距離を上手く保っていた。巧みなひとでありました。

「みなさん、いまビールの試飲したんでしょ?どうぞ遠慮しないでトイレ行きたく
なったら立ってくださいね。ぼくのウチのリビングに、みなさんが遊びに来た~
くらいの気分でこっちもやりますんでね。実際これくらい広いんですよぉぉ」
会場(笑)

で、3曲目が終わったころ。
ガタガタ・・と何人かがトイレに向かった。
ま、ビールですからね。しょうがない。
・・しかしその後も曲が終わるごとに代わる代わる何人もがトイレへ。
公開録音部分は一体どこを使うんでしょうかね。
演奏中以外のトーク部分は、ほとんど人がゴトゴトと行き来してましたから。
そんな状態でも小曽根さんは上手いことトイレへ立つお客さんをいじったりして
沸かせておりました。

その模様は12月2日と9日に放送されるそうです。
どんな風にあの状況をまとめるのしょうかね。そこんとこも楽しみ。

*****

ちょっと音楽についてアタマを使いすぎる傾向があるようで、あたし。
もやもやと悩み未満のものを抱えていたのですが・・。

帰り道。
何かヒントを得た?と同行したジャズピアニスト見習いさんに問われた。

ヒントを得たとまでは言わないが、すっきりはした。
久しぶりに頭の先から足の先まですっかり音に浸かる経験ができたもの。
浸かって、満たされて、じんわりしたりビリビリしたり。
極上の音楽ってそういう感覚。そうゆう感触。
それを久々に思い出せて、うれしかった。

*****

ふう。つたない言葉だけど、記せてよかった。
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