みくまり 日々のできごとと好きなうたへの思いをつづることにしましょう。

プーチンの落日
[No.451] 2009-06-21 Sun 01:08
先週の木曜日から胃腸がぶっ壊れています。
ウイルス性胃腸炎だってさ。
消化に良いものをほんのちょっとしか食べてないのに、ちっともお腹がすかないの。
んで、少しでも何か食べると、もや~んと胃が気持ち悪い状態が続いております。
熱が下がった今となっては、この状況って痩せるんじゃない・・?
なんておかしな期待に摩り替わっておりまする。

で、今日はイナダ組のお芝居を見てきたんだけど、
その感想をこんな時間に書くってことは、良いお芝居を見たのに
ビールの一杯も飲めねぇ(怒)って言いたかったわけで。
そのわけを先に書こうと思ったら上記のような言い回しになったという。

毎度、しちめんどくさい説明が長くてごめんよ。

さて。

2009.6.20 @琴似 コンカリーニョ
劇団イナダ組『プーチンの落日』

※6/23まで上演中です。
具体的なネタバレは無いけど、以下内容ご注意。
*****

死ぬことについては、生きることと同じくらい考えてきたけれど、
「老い」についてはわたくし、まだまだ考え足りんことよなぁ。
と、今思っています。

「老い」についてのお芝居だったのです。よ。

今回ほど涙が止まらなかったことはない。
終演後、客電ついた後もポロポロズビズビしてたもの。
周りのお客さんも、かなりの率でズビずばーでしたよ。男性も含めてね。

なんていうんでしょう。
いつもとはお芝居の捉え方が違ってる気がします。
自分の中で。

いつもは、めいっぱい生の呼吸を味わって、感性をフルに動員して
観劇してはいるんだけれども、やっぱり理性的に冷静に、
もっと言えば批判的にステージを見ている頭が生きているんですね。
おそらく、後から感想を書いたり、自分なりの解釈を構築するための
材料を切り分けながら作品を見ているんだと思う。
(ライブを見るときも同じ。これってケイオン脳のなごりかなぁ・・)

でも、今回は、なんちゅうか、
だれのどんな台詞回しにグッとキタ。とか、
どこのどんな演出に唸った。とか、
ちっとも出てこない。

ただただ、「はぁ~っっ」と深いため息をつくのみ。
ヤラレタなぁ というか、ありがたいなぁ というか、すごいわぁ というか。。

老いの話です。
家族の話です。

誰しも自分をそこに投影できるという点で揺さぶると思うんですけど、
あたしの場合は、死んだおじいちゃんのことが
ガッパシそこにリンクしちゃって・・。

今回の舞台とは状況が少し違うけれど、、
晩年、介護が必要であったおじいちゃん自身の気持ちとか、
ずっと側で支え続けたおばあちゃんの気持ちとか、
立派だった父親が次第に何も出来なくなっていくのを見届けた
お父さんの気持ちとか。
最期のとき、おばあちゃんがいつまでもおじいちゃんを
やさしくなでていたこととか。

そんな自分ツボをビシビシ突かれ、今も涙があふれてくる始末。

お芝居って装置だなぁと思います。
映画や、音楽や、文学や絵画もそうだけれど、私にとっては、今一番直接的に
あたしの感情螺子をギリギリ巻いてくれる装置です。

ああ、やっぱあたしイナダ組のお芝居好きだ~。
イナダ氏の書くラストがね、やっぱ好みに合うんだよねぇ。
安易なハッピーなんてとんでもない。ただ人が死ぬのも違う。
なんていうのかなぁ。。
物語の心が板の上に影を落として終わる
とでも言いましょうか。
何言ってんだべ??ちっとも上手いこと言い表せないけれども。

このお芝居、あたしの中の2009年ナンバーワンになるかも。

*****
読み返してみて気づいたので追記。

何で今回、感情ばかりが先立つのか。
誰しも投影できるテーマだということもあるし、
イナダ氏の脚本が素晴らしいというのも一因ではあるだろうが・・

この日記の最初の方に書いてある言葉
『死ぬことについては、生きることと同じくらい考えてきたけれど、
「老い」についてはわたくし、まだまだ考え足りんことよなぁ。
と、今思っています。』
ってことかと。

「老い」について考えることを避けているフシがある。
怖いんだよね。
自分の親が、不自由な身になっていくのを想像するのが。
でも、そろそろそういうことを考えて、心構えしていかなきゃいけない
歳になっているんだろうな。

つまり「老い」についての考えや経験が足りないから、今回のお芝居を
冷静に受け止めることが難しかったのかも知れんなぁ と。
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